タイニィ・アリス・フェスティバル/アジア小劇場ネットワーク特別参加
千賀ゆう子企画公演
鏡の四季「春」
あなたを見た 花の降る あの国で あなたを 見て 私は 体中が目だ 体中が耳で 体中が 手だと思った……
「鏡の四季」のシリーズを始めます。一回目は「春」です。
ここ何年か、古典や物語を縦軸に置き、即興を含む現代ヴァージョンで、分断、解体してその作業現場を現代劇として提出してきましたが、今回はあえて主軸のテキストを置かない作業です。以前、ソロ活動として四年間(春、秋、冬、夏の順番に)試みたことがありますが、複数で主軸にテキストを置かず現場で立ち上げるという作業は、久しぶりです。規定されているのは「春」だけ。「鏡の〜」とは美術、音楽も含めて、乱反射、きしみ、すきまを、身体、言語に共有させる仕掛けでもあります。
ここ何年かの作業をともにしてきた出演者四人に、いずれも共同作業をしたことのあるメンバーを迎えました。
金沢からは、劇団新人類人猿の今井淑恵さん、ライトデザイナーの宮向隆さん、新潟からはスライドによるビジュアル・パフォーマンスのナシモトタオさんが加わります。音楽では五弦ウッドベースの水野俊介さんと、「岡本太郎の言葉」展で共同作業した塩澤文男さんが美術とパーカッションで参加します。
タイニィ・アリスの空間にそれぞれの風をはらんで共同作業し、新たな劇空間を開示しようとする試みです。
金沢、新潟、東京の乱反射の風はどんな色や匂いになるのでしょうか。タイニィな空間から宇宙空間までの往環現象として、季節はずれの春の嵐がふきわたることを念じています。
構成演出:千賀ゆう子
出 演:今井淑恵(劇団新人類人猿/金沢)、千賀ゆう子、丹下一(迦樓羅舎)、
水木夏、平島聡(MABIZA)(アイウエオ順)
《特別出演》田村泰二郎
《ビジュアル・パフォーマンス》ナシモトタオ(in
out/新潟)
《楽師》水野俊介(五弦ウッドベース)、塩澤文男(パーカッション)、りは(パーカッション)
《照明》宮向隆(金沢)
テキスト:井崎登志子、斉木燿、佐伯元子、佐々木幹郎、千賀ゆう子、ナシモトタオ
美 術:塩澤文男
舞台監督:大野淳一郎
ビデオ: 板垣昇
宣伝美術:前田成明、高森ゆかり、ナシモトタオ(写真)
Flowers of Reception:野田貴子、夏江和希、吉田香織、中村静子
Special Thanks to:かたびらちゃっく、劇団新人類人猿、斎藤正行、TAKURO、田村寛、
東護典子、梨本康世
協 賛:ホテル福田屋グループ
10月27日(火)・28日(水) 開演 7:30 p.m.
料 金:前売 3,300円 当日 3,500円
会 場:タイニィ・アリス TEL: 03-3354-7307 (地図)
予約問合:タイニィ・アリス TEL: 03-3354-7307
迦樓羅舎(かるらしゃ) TEL/FAX: 03-5996-3689
千賀ゆう子企画 E-mail: tange@big.or.jp
チケット取扱:迦樓羅舎(かるらしゃ) TEL/FAX: 03-5996-3689
チケットぴあ TEL: 03-5237-9999
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