千賀ゆう子企画 1996年 ポーランド公演
スケジュール


10月5日(土)

「古事記をめくる」野外版上演。
ワルシャワ郊外のグーハのベアタ・チシケビッチさん (女優・ポーランド文化基金総裁)が所有する庭園で30分に縮小した 「古事記をめくる」を上演。
主催/ベアタ・チシケビッチ カロリーナ・ワイダ (プロデューサー/アンジェイ・ワイダ氏の娘)
  評論家、プロデューサー、米国大使館関係者など50人が観客。

   6日(日)
  〜8日(火)

ワルシャワ市内のウイヤドフスキ城現代美術センターの リハーサルルームで稽古。
館長のクロコウスキ氏は友人で私たちは無償でリハーサルルームを 提供された。

  11日(金)

古事記をめくる」ルブリンで上演。(会場/ハトゥカ・ジャカ劇場)
ルブリン市のコンフロンテーション国際演劇祭に参加。 日本の劇団がルブリンで公演したのは史上初。 チケットが売り切れ、1日に2回公演しなければならなかった。 600人を動員した。
フェスティバル自体も活気にあふれた素晴しいものだった。 ハンガリー、ロシア、イスラエル、クロアチアをはじめ、 ポーランド国内各都市から20劇団程が参加。
13日(日)の最終日までの滞在費を提供され、 12日、13日は様々な劇団の作品を観て、 夜は事務局でのパーティーに参加。各国の劇団と交流。

  15日(火)

古事記をめくる」クラコフ公演。 (会場/ロツンダ・カルチャー・センター)

  16日(水)
 〜18日(金)

千賀、丹下がクラコフ演劇学校  POLOCEALNE STUDIO AKTORSKIE (生徒は18歳〜20歳)で特別ワークショップ。 1クラス15人を5クラス(計75人)を教える。 授業は英語で行い、英語・ポーランド語の通訳がついた。

  18日(金)

千賀、丹下がヤギェウォ大学演劇学科の学生の申出により、 大学内で演劇科、日本語学科の学生とミーティング。
私たちの作品「古事記をめくる」について。 また日本の現代演劇事情について、質疑と応答。 ひきつづき交流していきたいと申出を受ける。 日本語・ポーランド語の通訳がついた。

  23日(水)

古事記をめくる」ワルシャワ公演。
ルブリンやクラコフの評判が伝わり、300人を動員。満席であった。
兵藤大使をはじめ、公使、多くの日本関係者が来てくれました。

  25日(金)

語り「曽根崎心中」を上演。
ワルシャワ大学の要請により近松門左衛門の書いた原文を そのまま素語りする作品を上演。 ヤギェウォ大学の演劇科の学生もワルシャワまで「おっかけ」。 お話しをいただいた当初は外国人に理解できないのでは、 と懸念があったが、同大の教授にぜひと言われて上演。 事前にポーランド語で粗筋は配布したが(これは日本でも同じ)、 学生たちの理解度の高さに驚愕。大きな反響があった。

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