古事記をめくるvol.3

 秋風が恋しい今日この頃ですが、皆様如何おすごしでしょうか?
 さて、千賀ゆう子企画では「古事記をめくる」Vol.3を上演するはこびとなりましたのでお知らせ申し上げます。
 今回の「古事記をめくる」Vol.3公演は、釜山の慶星大学主催の演劇祭の招待作品であるということが前提としてありました。あらためて「古事記」という神話を違う角度からみつめてみると、Vol.1、Vol.2では切り捨ててきた根本的な要素を再考せざるを得ないという発見がありました。ある意味では、これは両刃の神話をテキストとして抽象的に勝手気ままな使い方をしてきたしっぺ返しが来た、というべきかもしれません。が、「古事記をめくる」は、当然「めくられる」と覚悟していましたので、今回は、特に前半を神話の再構築という方法を取り、めくられてみて、めくるという、あやうい綱渡りをしてみることにしました。
 出演者は、迦樓羅舎の丹下一、フリーの水木夏、ご存じ仙台在住の米澤牛、千賀ゆう子のおなじみのメンバーに加え、Vol.1に出演したフリーの夏江和希、ポーランド・バージョンに出演した橋本方弥(mabiza)、千賀ゆう子企画には初出演、フリーの木下祐子。そして、昨年に引き続き舞踏家・田村泰二郎が特別出演いたします。
 スタッフワークも、仙台、新潟、金沢からと今年も力強い助っ人に支えられています。新宿タイニイ・アリスから釜山、仙台へと飛翔する、鳥の「古事記をめくる」。その最初の一歩、タイニィ・アリスの作業現場に立ち合って下さることを切に念じつつ……

千賀ゆう子企画 

千賀ゆう子企画公演

「古事記をめくる」vol.3 The Old Story vol.3 東京〜釜山〜仙台公演

【構成演出】千賀ゆう子 
【出演】木下祐子、千賀ゆう子、田村泰二郎、丹下 一、夏江和希、橋本方弥(mabiza)、
    水木 夏、米澤 牛(from 仙台)(五十音順)
【テキスト】古事記
      現代詩/朝倉勇 佐々木幹郎 寺本まち子 守中高明 他
【lighting design】辻野隆之
【音楽】尾島由郎
【sound design】水上俊秀(from 仙台) 
【原画】山田和夫「FLAG」
【宣伝美術】前田成明(デザイン)、高森ゆかり(写植)
【鞠】竹内志づ(金沢)
【枠】綿上建具店(金沢)
【事務局】丹下 一、りは(横浜)、水木 夏
【ビジュアリスト】ナシモトタオ(in out/from 新潟)
【Special Thanks】関井稔也 Prof.Weslaw Kotanski(ワルシャワ大学「古事記」研究)
【制作協力】丹羽文夫、タイニィ・アリス(釜山公演)
      迦樓羅舎 
【企画制作】千賀ゆう子企画

【東京公演】
9月3日(金)〜4日(土)7:30p.m.開演
        5日(日)6:00p.m.開演
会場:タイニィ・アリス(タイニィ・アリス・フェスティバル参加)03-3354-7307
料金:前売り3300円 当日3500円
予約問い合わせ:タイニィ・アリス 03-3354-7307

【釜山公演】
9月10日(金)〜11日(土)各日4:30p.m./7:30p.m.開演
会場:慶星大学小ホール(東アジア小劇場演劇祭招待参加)
予約問い合わせ:慶星大学芸術部 +82-51-620-4561
<東京都歴史文化財団助成事業>

【仙台公演】
9月17日(金)〜18日(土)7:30p.m.開演
会場:フォーラス・サンクホール
仙台制作/予約問い合わせ:ヨネザワギュウ事務所 022-272-2744
協賛:「フォーラス」
運営協力:「古事記をめくるvol.3仙台公演」を応援する会
後援:仙台演劇人フォーラム、仙台市市民文化事業団
   宮城県文化振興財団、Date fm
料金:前売り3000円 当日3500円 高校生以下各1000円引き

総合予約問い合わせ:迦樓羅舎(かるらしゃ) TEL/FAX 03-5996-3689 
          千賀ゆう子企画 tange@big.or.jp
チケット取扱い:迦樓羅舎 03-5996-3689
        チケットぴあ 03-5237-9999


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